jumpoverというラジオのお題がこれ。
ひさびさに書きたいという衝動に駆られて書いたけど、まだまだ書き足りない。というか小論文みたいにしたいくらい。
だけど、止まらないので送ったメールをそのままブログに載せてみます。
最近、音楽と物語で感動したのはグレイテストショーマンのthis is meです。
劇中でも使われている有名な曲ですが、私はそのシーンよりも、キアラさんという女優さんがリハーサルで初めて前に出て歌うシーンで感激しました。
メイキングに入っていたそのリハーサルは、たまたまカメラを回していたというだけでした。この曲はコンプレックスを持っている人が「これが私だ」と自分を認め、前を向くような歌です。
キアラさんは、役同様自分自身にコンプレックスを持っていたそうで自分が前に出るなんてと役を断っていたこともあったそうです。(メイキング談)
そのキアラさんがリハーサルで歌っている途中に勇気を持って前に出てくるのです。
その姿にも歌声にも圧巻されました。
周りで歌っている人たちもどんどんノリノリになっていき、もうまるでその空間自体が舞台でした。
曲と歌っている人の間にできていた物語がばぁーっと流れ出るように伝わってきて、
本編よりもその人と曲の間にある物語が見えた気がしたのです。
音楽も物語もそれだけでパワーを持っているけど、どちらかが強すぎるとなかなかセットでは覚えていられないものです。
インパクトは大事だけど、物語に寄り添ってくれるような曲が、そして舞台を見た後に自分の物語でも後押ししてくれるような曲が流れてきたら最高だなと思います。
わたしが最初に音楽と物語の関係性にグッときたのは中学生の時でした。
わたしは昔からドラマが大好きで、当時は初体験という水野美紀さんと藤木直人さんのドラマにどハマりしていました。主題歌はDo As Infinity の「陽の当たる坂道」
わたしは当時、大好きな男の子がいました。
二度付き合ったものの振られてしまい、それでも諦めきれないくらい大好きな彼でした。
でも、卒業式の日ボタンを欲しいという勇気がなかったのです。
わたしは転勤族だったため、中学を卒業したら名古屋から神奈川に引っ越しをすることが決まっていました。引っ越しまでのカウントダウンが迫る中、わたしはまだウジウジ気になっていました。
そんなわたしを見かねた友達が「このままでいいの?!ボタンもらいに行くよ!」と私の事を連れ出しました。
迷っていた私…その時に頭の中に流れてきたのが陽の当たる坂道でした。
自分がドラマと重なって衝動的に自転車を漕ぎ出して向かったのを15年以上たった今でも昨日のように覚えています。
彼の前に立った私は、あの曲を背負い、クライマックスに向かうあのドラマの主人公のような気持ちでした。おかげで堂々と気持ちを伝えられました。
あの曲とドラマがなければ私はあの時会いに行く勇気はなかった。もしくは行っていたとしてもあんなに堂々とは出来なかったのではないかと思います。
曲はその物語を思い出させてくれる、引き込んでくれる、さらにいえばその物語の主人公にすら時にしてくれるのです。
アズミ・ハルコは行方不明もそうでした。
チャットモンチーさんの「消えない星」
ハルコと同年代で同じような生活をしていた私はハルコと自分をどこか重ねて見ていました。もやもやとするような20代後半。
どこかに逃げてしまいたくなるようなそんな中で、ハルコがいてくれたことが私の救いになりました。
初めて見た時から数週間後、落ち込んでしまった時、偶然にも消えない星がイヤフォンから流れて来ました。
「あーもう遠くに行きたい!」「なんならハルコになりたい!」と思った私はその曲を聴いて足利まで急に思い立って向かったのです。遠出も急な予定変更も嫌いな私にとって、自分でも驚くような衝動に突き動かされた瞬間でした。
物語で使われた曲は、物語が終わったあとも自分を彩ってくれます。
続きはないけど、曲から連想されて瞬時にあの時の気持ちに返してくれるのです。
曲だけで自分の思い出に帰れることもあるけど、特にわたしの場合は物語とセットになることでパワーを増して後押ししてくれます。
…とまぁこんな感じですがまとまりもなくまだまだ書き足りないくらい。。それでも音楽と物語って切っても切り離せないもの。
まだまだ思いついたら今週いっぱい書いて送ろうと思います。
そして、作品は徹子を着々と製作中。。。
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